2024/07/31 更新

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ハラ ダイスケ
原 大介
Daisuke Hara
所属
工学部 先端工学基礎学科 一般教育分野 外国語分野(原大介教授) 教授   
学位
博士(言語学) ( シカゴ大学(アメリカ合衆国) )
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研究分野

  • 人文・社会 / 言語学

主な研究論文

  • The well-formedness and the ill-formedness of the JSL type-III syllable

    HARA, Daisuke,Makoto Miwa

    Proceedings of the Fifty-fifth Annual Meeting of the Chicago Linguistic Society   205 - 220   2020年

    An information-based approach to the syllable formation of Japanese Sign Language

    Daisuke HARA

    Handbook of Japanese Applied Linguistics   457 - 482   2016年1月

    手話言語研究はどうあるべきか:捨象と抽象

    19 ( 1 )   29 - 41   2010年10月

    Collaboration between Linguistics and Engineering in Generating Animation of Japanese Sign Language: the Development of sIGNDEX Vol.3

    Challenges for Assistive Technology   261 - 265   2007年1月

    A complexity-based approach to the syllable formation in American Sign Language

    Daisuke HARA

    CLS 38: The Panels   217 - 232   2004年

経歴

  • 豊田工業大学   外国語研究室   教授

    2010年9月 - 現在

      詳細

    国名:日本国

  • 愛知医科大学   看護学部   教授

    2007年4月 - 2010年8月

  • 愛知医科大学   看護学部   助教授

    2004年10月 - 2007年3月

  • 愛知医科大学   看護学部   専任講師

    2000年4月 - 2004年9月

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学歴

  • シカゴ大学大学院   言語学科

    - 2003年12月

      詳細

    国名: アメリカ合衆国

  • 国際基督教大学   教育学研究科英語教育法

    1989年4月 - 1991年6月

  • 早稲田大学   文学部   哲学科人文専修

    - 1989年3月

      詳細

    国名: 日本国

所属学協会

  • 日本特殊教育学会

    2019年 - 現在

  • 日本英語学会

    2001年4月 - 現在

  • 日本音韻論学会

    2001年4月 - 現在

  • 日本言語学会

    2001年4月 - 現在

  • 日本手話学会

    1988年4月 - 現在

委員歴

  • 日本手話学会   事務局長  

    2006年7月 - 2007年12月   

  • 日本手話学会   副会長  

    2002年6月 - 2006年7月   

      詳細

    団体区分:学協会

    日本手話学会

研究テーマ

  • 機械学習アルゴリズムを活用した日本手話音節形成原理の解明

    原 大介, 三輪 誠

    2023年度 - 現在

     詳細

    日本手話にも音節に相当する単位が存在し、動き要素、手型要素、位置要素、掌の向き、中手骨の方向等の音節構成要素が同時に組み合わさり形成される。しかし、適格な音節構成要素同士の組み合わせであっても不適格と判定される組み合わせ(不適格音節)が多く存在する。この事実は、音声言語の「音素配列論的制約」に相当する制約が日本手話も存在することを示している。本研究では、適格音節データベースと不適格音節のデータベース(音節構成要素に分解し記号化してエクセルに登録)を使い不適格音節に含まれる不適格性要因の発見・抽出を試みる。その際、機械学習の複数のアルゴリズムを積極的に活用する。

    成果:

    2023年度
    既存のコーディングデータのデバッグ作業、最新の知見を反映させたコーディング方法の修正・変更を行い、それに基づいてデータのアップデート、データベースの精緻化を図った。手型音素の確定作業を行った。

  • 中間型手話の言語的特徴の解明

    原 大介

    2022年度 - 現在

     詳細

    日本手話と日本語の言語接触により日本手話とは異なる体系をもつ手話が誕生している。このような手話を総称して中間型手話と呼んでいる。ここでは中間型手話の成り立ちや言語的特徴の解明を目的とする。

    成果:

    2023年度
    中間型手話は、話者ごとに異なる特徴を持つ集合体であり、日本語と日本手話の言語的要素が多層的に組み合わさることで構成される。これにより、中間型手話は単一の言語体系としてではなく、多様な変種を含む複合体として捉えられる。また、ろう者も中間型手話を使用することがあり、これは重要なコミュニケーション手段として機能していることがわかった。

    2022年度
    日本手話・日本語のどのような言語的特徴がどのように混ざり合って中間型手話の「中間性」が作り出されているのかについて文献を収集・調査した。

  • 日本手話と台湾手話の歴史変化の解明:歴史社会言語学の方法論の確立に向けて

    原 大介

    2019年度 - 2022年度

     詳細

    日本手話(Japanese Sign Language: JSL)と台湾手話(Taiwan Sign Language: TSL)の史的変遷の解明に取り組み、具体的な分析を通して手話言語においても科学的な比較研究が可能であることを示す。手話言語の歴史研究を可能にするための記述方法(ノーテーション)を確立するとともに、JSL とTSL に見られる発達経緯の特定と一般化を行い、他の手話言語の比較研究への応用につなげる。

    成果:

    2022年度
    日本手話、台湾手話、韓国手話のうち、数詞および親族表現に着目して分析を進めた。地域による表現の違い、形は同じだが各言語によって意味に違いがあるものについて記述し、意味の変化について分析した。

  • 学術手話通訳者を対象とした日本手話習得再教育プログラムの開発

    原 大介

    2017年度 - 2022年度

     詳細

     「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)の施行により、今後、高等教育機関において手話通訳支援の提供も増加すると予想される。本研究では学術手話通訳に求められるスキルを明らかにして、そのトレーニングのためのウェブコンテンツ作成を目指している。

    成果:

    2022年度
    学術手話通訳に従事する手話通訳者を対象として,比較的習得が困難とされている日本手話の言語形式・要素に絞って習得状況を把握したうえで,習得難易度の高いものに対して中間言語再構築を促す効果的かつ体系的な指導/学習プログラムを構築した。

  • 多用途型日本手話言語データベース構築に関する研究

    原 大介

    2017年度 - 2020年度

     詳細

     本研究では、学術分野における手話研究の進展のため、3次元動作データ、多視点ステレオ画像、距離センサによる距離画像の同期収集を行い、手話動作分析・認識・自動合成用データ生成に利用可能な多用途型手話データベースの構築ならびに開発を行った。当該データベースを活用し手話言語学・手話工学的観点から日本手話の音韻的・形態的・統語的構造の解明を目指す。

    成果:

    2020年度
    男女2名による言語資料提供者により、高精度・高精細な3次元動作・映像・深度データによる6,359単語の手話単語データベースKoSignを構築した。さらに、世界初となる対話の高精細・高精度の3次元動作と映像データの収録も行った。収録対話は、より有意義なデータとするため、単語、表情などの抽出、翻訳などのアノテーションを行った。また、アノテーションを支援するためのツール(MAT)の構築も行った。

  • 音節構成要素の組み合わせに基づいた日本手話音節の適格性について

    原 大介, 三輪 誠

    2015年度 - 2022年度

     詳細

    日本手話は、「手型」、「手の位置」、「手の動き」の3つの大カテゴリに属する要素と「掌・指先の方向」、「利き手の身体への接触」等のいくつかの要素が、音声言語の音素と同じ役割を果たし、これらの要素が組み合わさることで音節が形成される。日本手話でも音声言語と同様、音節構成要素のすべての組み合わせが適格な音節になるわけではない(systematic gap が存在する)。音声言語研究では、音響的・調音的・聴覚的特徴などを用いて音素配列論を論じているが、手話言語の場合、すべての音節構成要素に対して横断的に適用できる統一的尺度が存在しないため、日本手話音素配列論はいまだ解明に至っていない。本研究では、日本手話の適格な音節と不適格な音節を収集・記号化し機械学習を行い、適格な音節と不適格な音節を区別する特徴を抽出する。その結果を言語学的に解釈することにより、日本手話音素配列論の提示を目標とする。

    成果:

    2021年度
    従来から使っていた日本手話の適格音節データベースおよび不適格音節データベースを拡充・精緻化した。タイプ3音節形成において音節始めが韻律外となる可能性を示した。手型変化を伴う音節でもレキシコン内に基底手型1つだけが指定されており、もう一方の手型は音声手型として派生可能であることを示した。

    2019年度
    従来から使っていた日本手話の適格音節データベースおよび不適格音節データベースを拡充・精緻化した。タイプ3音節で利用可能な位置は、A-zoneと呼ばれる顎の下から腰までの高さの胴体およびニュートラルスペースに限られることを示した。機械学習アルゴリズムの決定木を援用し「手の構え」が不適格性因子として機能する可能性を示した。

    2022年度
    従来から使っていた日本手話の適格音節データベースおよび不適格音節データベースを拡充・精緻化した。日本手話では、「手型変化の動き」や「掌方向変化の動き」でも音節核を形成できることを示した。音韻論の基本的原理を用いて音声的手型を音素的手型にまとめる作業に着手した。

  • 日本手話における文末指さしの指示対象に関する研究

    原 大介

    2013年度 - 2014年度

     詳細

    日本手話では文末に指さし(pointing)が現れることがあり、この指さしが何を指示しているかが論点となっている。本研究では、日本手話の指さしの指示対象の特定とそのメカニズムの解明を試みる。

    成果:

    2014年度
    日本手話の文末の指差しは主語を指し示すことができる。また主語以外であっても間接目的語や直接目的語が話題化されている場合は、これらも指し示すことが可能であることがわかった。

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論文

  • 日本手話における手の直線運動の音素の斜め方向に関する分析

    森下 空*,堀内 靖雄*,原 大介,黒岩 眞吾*

    人工知能学会研究会資料   SIG-SLUD-100   53 - 58   2024年

     詳細

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 外国手話データセットを活用した日本手話動画からの音節構成要素認識

    木全 純大,三輪 誠,佐々木 裕,原 大介

    言語処理学会第30年次大会発表論文集   972 - 977   2024年

     詳細

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 日本手話のタイプ3音節非利き手に現れる手型音素

    原 大介, 三輪 誠

    日本手話学会第49回大会予稿集   3 - 4   2023年12月

     詳細

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 手話コーパスを利用した日本手話の手型音素の認定 -O手型の場合-

    原 大介, 三輪 誠

    電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report:信学技報   12 - 17   2023年6月

     詳細

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 日本手話における の直線運動音素関すモーションキャプチによる分析

    仲本征矢 *, 堀内靖雄 *, 原 大介, 黒岩眞吾 *

    情報処理学会研究報告   2023年3月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.11517/jsaislud.97.0_68

  • 日本手話の音声的手型と音素的手型

    原 大介, 三輪誠

    日本手話学会第48回予稿集   9 - 10   2022年12月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

  • モーションキャプチャによる日本手話の手の位置の音素に関する分析

    西牧樹生 *, 堀内靖雄 *, 原 大介, 黒岩眞吾 *

    情報処理学会研究報告   2022-AAC-18 ( 9 )   1 - 6   2022年3月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:情報処理学会アクセシビリティ研究会  

  • 「音声コミュニケーションと障がい者」の発刊の意義

    市川熹 *, 長嶋祐二 *, 岡本明 *, 加藤直人 *, 酒向慎司 *, 滝口哲也 *, 原 大介, 幕内充 **

    電子情報通信学会技術研究報告,IEICE technical report:信学技報   121 ( 287 )   54 - 57   2021年12月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:電子情報通信学会  

  • 日本手話における手型変化

    原 大介, 三輪 誠

    日本手話学会第47回大会予稿集   10 - 11   2021年12月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

  • コーディングと動画を併用した日本手話音節の適格性予測

    高藤朋史, 三輪 誠, 原 大介

    言語処理学会第26回年次大会発表論文集   259 - 262   2020年3月

     詳細

    担当区分:最終著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Construction of Japanese Sign Language Database with Various Data Types

    Keiko Watanabe *, Yuji Nagashima *, 原 大介, Yasuo Horiuchi *, Shinji Sako *, Akira Ichikawa *

    317 - 322   2019年8月

     詳細

    掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)   出版者・発行元:Springer  

  • 深層学習を用いた日本手話音節の適格性解析

    高藤朋史 知能数理, 佐々木 裕, 三輪 誠, 原 大介

    言語処理学会第25回年次大会発表論文集   486 - 489   2019年3月

     詳細

    担当区分:最終著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 学術手話通訳における原語借用の分析

    中野聡子 *, 後藤睦 *, 原 大介, 金澤貴之 *, 細井裕子 *, 川鶴和子 *, 楠敬太 *, 望月直人 *

    通訳翻訳研究への招待   ( 20 )   141 - 158   2019年3月 (   ISSN:2185-5307 )

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    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本通訳翻訳学会  

  • 深層学習を用いた日本手話音節の適格性解析

    高藤朋史 知能数理, 三輪 誠, 佐々木 裕, 原 大介

    言語処理学会第25回年次大会発表論文集   486 - 489   2019年3月

     詳細

    担当区分:最終著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 日本手話の多用途・3次元高精度データベースの開発

    長嶋祐二 **, 酒向慎司 **, 渡辺桂子 **, 原 大介, 堀内靖雄 **, 市川憙 **

    福祉情報工学研究会 WIT2018-62   71 - 75   2019年2月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:電子情報通信学会  

  • 学術手話通訳における原語借用の分析

    中野聡子 **, 後藤睦 **, 金澤貴之 **, 原 大介, 細井裕子 大阪大学**, 川鶴和子 大阪大学**, 望月直人 大阪大学**, 楠敬太 大阪大学**

    通訳翻訳研究への招待   20   141 - 158   2019年 (   ISSN:2185-5307 )

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本通訳翻訳学会  

  • 日本手話通訳者は日本手話の不適格音節を正しく判定することができるか

    原 大介, 中野聡子 **, 米田拓真 豊田工業大学シカゴ校*

    第44回大会予稿集   6 - 7   2018年12月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

  • 日本手話学習者・日本手話通訳者による日本手話音節の(不)適格性判定能力について

    原 大介, 中野聡子 **, 米田拓真 豊田工業大学シカゴ校*

    HCGシンポジウム2018論文集   2018年12月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:電子情報通信学会  

  • What makes syllables well-formed or ill-formed in Japanese Sign Language

    Daisuke Hara , Makoto Miwa

    The 13th High Desert Linguistics Society Conference(HDLS13)   49 - 50   2018年11月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

  • Constructing a Japanese Sign Language Multi-Dimensional Database

    Yuji Nagashima **, Daisuke Hara , Shinji Sako **, Keiko Watanabe **, Yasuo Horiuchi **, Ritsuko Kikusawa **, Naoto Kato **, Akira Ichikawa **

    The 7th Meeting of Signed and Spoken Language Linguistics(SSLL2018)   1 - 2   2018年9月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

  • 手話の語彙構造・文法解明に供する3D超高精度DBの開発

    長嶋祐二 **, 酒向慎司 **, 渡辺桂子 **, 原 大介, 堀内靖雄 **, 市川憙 **

    日本音響学会2018秋季研究発表会予稿集   1471 - 1473   2018年9月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本音響学会  

  • 多様な研究分野に利用可能な超高精細・高精度 手話言語データベースの開発

    長嶋祐二 **, 原 大介, 堀内靖雄 **, 酒向慎司 **, 渡辺桂子 **, 菊澤律子 **, 加藤直人 **, 市川憙 **

    言語資源活用ワークショップ2018発表論文集   148 - 155   2018年9月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 手話通訳者は日本手話音節の不適格性をどの程度認識できるか

    原 大介, 米田拓真 豊田工業大学(シカゴ校)*, 中野聡子 **

    日本通訳翻訳学会第19回年次大会 JAITS2018   26   2018年9月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 学術手話通訳における日本手話要素の表出に関する分析:ろう通訳者と聴通訳者の比較から

    中野聡子 **, 後藤睦 **, 原 大介, 細井裕子 **, 川鶴和子 **, 隈田伸子 **, 金澤貴之 **, 伊藤愛里 **, 楠敬太 **, 望月直人 **

    大阪大学高等教育研究   6   1 - 13   2018年3月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:大阪大学全学教育推進機構  

  • 学術手話通訳における日本手話要素の表出に関する分析:ろう通訳者と聴通訳者の比較から

    中野聡子 **, 後藤睦 **, 原 大介, 細井裕子 **, 川鶴和子 **, 隅田伸子 **, 金澤貴之 **, 伊藤愛里 **, 楠敬太 **, 望月直人 **

    大阪大学高等教育研究   6   1 - 13   2018年

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Analyzing well-formedness of syllables in Japanese Sign Language

    Satoshi Yawata*, Makoto Miwa, Yutaka Sasaki, Daisuke Hara

    Proceedings of the 8th International Joint Conference on Natural Language Processing (IJCNLP 2017)   26 - 30   2017年11月

     詳細

    担当区分:最終著者   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)   出版者・発行元:Association for Computational Linguistics  

  • ろう通訳の訳出表現に関する予備的検討―国語の授業における聴覚特別支援学校教員の手話表現との比較―

    中野聡子 **, 原 大介, 金澤貴之 **, 川鶴和子 **, 細井裕子 **, 望月直人 **, 楠敬太 **, 伊藤愛里 **

    日本特殊教育学会第55回大会予稿集:CD-ROM版   2017年9月

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本特殊教育学会  

  • ろう通訳の訳出表現に関する予備的検討―国語の授業における聴覚特別支援学校教員の手話表現との比較―

    中野聡子 **, 原 大介, 金澤貴之 **, 川口聖 **, 川鶴和子 **, 伊藤愛里 **, 楠敬太 **, 望月直人 **

    日本特殊教育学会第54回大会予稿集:CD-ROM版   2016年

     詳細

    担当区分:責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本特殊教育学会  

  • 手話通訳における複合語の訳出 : 通訳スキルの違いにおける比較

    中野聡子 **, 菊澤律子 **, 市田泰弘 **, 飯泉菜穂子 **, 岡森裕子 **, 金澤貴之 **, 原 大介

    通訳翻訳研究   15   17 - 34   2016年

     詳細

    担当区分:最終著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本通訳翻訳学会  

  • プロジェクト活動を軸としたを軸とした英語コミュニケーション力向上への試み

    伊東田 恵, 原 大介

    第41回全国英語教育学会熊本研究大会発表予稿集   294 - 295   2015年8月

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    担当区分:最終著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:全国英語教育学会  

  • 日本手話の文末指さしに関する一考察 aboutness topic を含む文における文末指さしを中心に 査読

    原 大介, 小林ゆきの(筑波技術大学)*, 内堀朝子(日本大学)*

    日本手話学会第40回大会(2014年)予稿集   32 - 33   2014年11月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

  • 日本手話の文末の指さしが指し示すものは何か

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    日本手話学会第39回大会予稿集   39   16 - 17   2013年10月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

  • いわゆる「中間型手話」の中間性の検証~中間型手話使用者の用いるCL手型から見えてくるもの~ 査読

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    日本手話学会第39回大会予稿集   39   24 - 25   2013年10月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

  • いわゆる「中間型手話」の中間性の検証~中間型手話と日本手話の語内の時間構造の違いについて~

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    日本手話学会第38回大会予稿集   10 - 11   2012年7月 (   ISSN:1884-3212 )

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

  • 日本における中間型手話はハイブリッド手話なのか 査読

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    電子情報通信学会技術研究報告   110 ( 418 )   31 - 35   2011年2月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:社団法人 電子情報通信学会  

  • 携帯電話を利用した聴覚障がい者向け情報保障システムの構築と評価 査読

    木村勉 豊田工業高等専門学校*, 高橋小百合 豊田工業高等専門学校*, 神田和幸 中京大学*, 原 大介, 森本一成 京都工芸繊維大学大学院*

    手話学研究   20   45 - 65   2011年

     詳細

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Expansion of the System of JSL-Japanese Electronic Dictionary: An Evaluation for the Compound Research System 査読

    Tsutomu Kimura*, 原 大介, Kazuyuki Kanda*, Kazunari Morimoto*

    Human Centered Design   HCⅡ2011   407 - 416   2011年

     詳細

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Springer  

  • 中間型手話は日本手話と日本語対応手話の「中間」なのか? 査読

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    日本手話学会第36回大会予稿集   2010年10月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

  • 手話言語研究はどうあるべきか:捨象と抽象 査読

    原 大介

    手話学研究   19   29 - 41   2010年10月

     詳細

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本手話学会  

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書籍等出版物

  • 『しゃべるヒトーことばの不思議を科学するー』

    原 大介( 範囲: 影響することば[手話言語と中間手話])

    文理閣  2023年4月  ( ISBN:978-4-89259-924-8

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    担当ページ:266-276   著書種別:学術書

  • 『手話が「発音」できなくなる時ー言語機能障害から見る話者と社会』

    原 大介( 範囲: 第1章 交通事故手話裁判と手話言語)

    ひつじ書房  2022年9月  ( ISBN:978-4-8234-1156-4

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    担当ページ:11-41   著書種別:学術書

  • 音声コミュニケーションと障がい者

    市川熹*, 長嶋祐二*, 岡本明*, 加藤直人*, 酒向慎司*, 滝口哲也*, 原 大介, 幕内充*( 範囲: pp.12-34,pp.114-116)

    (株)コロナ社  2021年7月  ( ISBN:978-4-3390-1342-9

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    著書種別:学術書

  • Handbook of Japanese Applied Linguistics

    Daisuke Hara( 担当: 分担執筆 ,  範囲: Chapter 18. An information-based approach to the syllable formation of Japanese Sign Language)

    Mouton De Gruyter  2016年1月 

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    総ページ数:535   担当ページ:457-481   著書種別:学術書

  • Handbook of Japanese Applied Linguistics

    Daisuke Hara( 範囲: Chapter 17. Japanese Sign Language: An introduction Chapter 18. An information-based approach to the syllable formation of Japanese Sign Language)

    Mouton De Gruyter  2016年1月 

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    著書種別:学術書

  • 基礎から学ぶ手話学

    神田 和幸 *, 谷 千春 *, 植村 英晴 *, 木村 勉 *, 長嶋 祐二 *, 原 大介

    福村出版  2009年7月 

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    著書種別:学術書

  • 言語学の領域II (シリーズ朝倉「言語の可能性」2)

    今井邦彦 *, 吉村あき子 *, 原 大介, 赤野一郎 *, 瀬田幸人 *, 今井朋彦 *( 範囲: 5 手話)

    朝倉書店  2009年4月 

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    著書種別:学術書

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講演・口頭発表等

  • 外国手話データセットを活用した日本手話動画からの音節構成要素認識

    木全 純大,三輪 誠,佐々木 裕,原 大介

    言語処理学会第30回年次大会  ( 神戸国際会議場 )   2024年3月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 日本手話における手の直線運動の音素の斜め方向に関する分析

    森下 空*,堀内 靖雄*,原 大介,黒岩 眞吾*

    人工知能学会第100回  ( 国立国語研究所 )   2024年2月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 日本手話のタイプ3音節非利き手に現れる手型音素

    原 大介,三輪 誠

    日本手話学会第49回大会  ( 東京大学先端科学技術研究センター )   2023年12月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 手話コーパスを利用した日本手話の手型音素の認定 -O手型の場合-

    原 大介,三輪 誠

    電子情報通信学会  ( 沖縄産業振興センター )   2023年6月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 日本手話における の直線運動音素関すモーションキャプチによる分析

    仲本征矢 *, 堀内靖雄 *, 原 大介, 黒岩眞吾 *

    人工知能学会  ( 東海大学 )   2023年3月  人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 日本手話の音声的手型と音素的手型

    原 大介, 三輪 誠

    日本手話学会第48回大会  ( 東京大学・先端科学技術センター )   2022年12月  日本手話学会

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • モーションキャプチャによる日本手話の手の位置の音素に関する分析

    西牧樹生 *, 堀内靖雄 *, 原 大介, 黒岩眞吾 *

    電子情報通信学会  ( オンライン )   2022年3月  電子情報通信学会

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 日本手話における手型変化

    原 大介, 三輪 誠

    日本手話学会第47回大会  ( 大阪府立男女共同参画・青少年センター )   2021年12月  日本手話学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 「音声コミュニケーションと障がい者」の発刊の意義

    市川熹 **, 長嶋祐二 **, 岡本明 **, 加藤直人 **, 酒向慎司 **, 滝口哲也 **, 原 大介, 幕内充 **

    電子情報通信学会  ( オンライン )   2021年12月  電子情報通信学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 日本手話の音素・音節・音素配列論について 招待 国際会議

    原 大介

    2021年度「手話学コロキアム」(関西学院大学手話言語学研究センター主催)  ( オンライン )   2021年10月  関西学院大学手話言語研究センター

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    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  • 日本手話の手型音素とその異音

    原 大介

    電子情報通信学会・リアルタイムコミュニケーション言語研究会(LARC)  ( オンライン )   2021年3月  電子情報通信学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 日本手話における手の位置の音素に関するモーションキャプチャによる分析

    原 大介, 西牧樹生 **, 堀内靖雄 **, 黒岩眞吾 **

    人工知能学会 第91回言語・音声理解と対話処理研究会  ( オンライン )   2021年3月  人工知能学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 日本手話の音素配列論-音節の適格性・不適格性- 招待

    原 大介

    手話言語と音声言語に関する民博フェスタ2020/SSLL2020 手話言語学基礎講座  ( オンライン )   2020年10月  国立民族学博物館

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    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  • Extrametricality of the initial location in the type-III syllable of Japanese Sign Language 国際会議

    Daisuke Hara , Makoto Miwa, Ichiro Yuhara **

    28th Japanese/Korean Linguistics Virtual Conference (JK28)  ( Online )   2020年9月  Japanese/Korean Linguistics Conference

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • コーディングと動画を併用した日本手話音節の適格性予測

    高藤朋史*, 三輪 誠, 佐々木 裕, 原 大介

    言語処理学会第26回年次大会  ( オンライン )   2020年3月  言語処理学会

     詳細

    会議種別:ポスター発表  

  • 超高齢化時代が対話システムに求める物理層の基盤的特性

    市川熹 **, 長嶋祐二 **, 堀内靖雄 **, 原 大介, 酒向慎司 **

    人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会  ( 早稲田大学 )   2019年12月  人工知能学会

     詳細

    会議種別:ポスター発表  

  • The phonotactics of type-III syllables of Japanese Sign Language 国際会議

    Daisuke Hara, Makoto Miwa

    Theoretical Issues in Sign Language Research 13(TISLR13)  ( The University of Hamburg, Germany )   2019年9月  Sign Language Linguistics Society

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 「一体的リズム」と「分析的リズム」~実時間対話機能に関する試論~

    市川熹 **, 長嶋祐二 **, 堀内靖雄 **, 原 大介

    電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS)  ( 滋慶医療科学大学院大学 )   2019年8月  電子情報通信学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • Construction of a Japanese Sign Language Database with Various Data Types 国際会議

    Keiko Watanabe **, Yuji Nagashima **, Daisuke Hara, Yasuo Horiuchi **, Shinji Sako **, Akira Ichikawa **

    HCI International 2019  ( Orlando,Florida, USA )   2019年7月  Human Computer Interaction

     詳細

    会議種別:ポスター発表  

  • The well-formedness and the ill-formedness of the JSL type-Ⅲ syllables 国際会議

    原 大介, 三輪 誠

    The Chicago Linguistic Society 55th Annual Meeting  ( The University of Chicago, USA )   2019年5月  The Chicago Linguistic Society

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 深層学習を用いた日本手話音節の適格性解析

    高藤朋史 知能数理*, 三輪 誠, 佐々木 裕, 原 大介

    言語処理学会第25回年次大会  ( 名古屋大学 )   2019年3月  言語処理学会

     詳細

    会議種別:ポスター発表  

  • 日本手話の音節の適格性

    原 大介

    Tossl手話言語学研究会  ( 東京女子大学 )   2018年12月 

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • A Remark on the Well-formedness of Syllables in Japanese Sign Language 国際会議

    Daisuke Hara

    Evolinguistics Meets Signed Language Symposium  ( Nihon University )   2018年12月 

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • A Remark on the Well-formedness of Syllables in Japanese Sign Language 招待 国際会議

    原 大介

    Evolinguistics Meets Signed Language Symposium  ( 日本大学 )   2018年12月 

     詳細

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  • What makes syllables well-formed or ill-formed in Japanese Sign Language 国際会議

    Daisuke Hara, Makoto Miwa

    The 13th High Desert Linguistics Society Conference  ( The University of New Mexico )   2018年11月  High Desert Linguistics Society

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

    The purpose of this study is to try to find the rules that function to distinguish the well-formed and ill-formed syllables of Japanese Sign Language (JSL). In other words, gto establish the phonotactics of JSL. To find out what makes syllables well-formed or ill-formed, we have adopted two methodological approaches to this problem: one is a conventional linguistic, i.e., descriptive, observation, and the other is a kind of new approach of using machine learning algorithms, in which the authors make a computer learn differences between the well-formed and the ill-formed JSL syllables and find features effective to distinguish them. This poster presentation is a progress report of this two-sided approach, especially the one from the linguistic side.

  • Constructing a Japanese Sign Language Multi-Dimensional Database 国際会議

    Yuji Nagashima **, Daisuke Hara, Shinji Sako **, Keiko Watanabe **, Yasuo Horiuchi **, Ritsuko Kikusawa **, Naoto Kato **, Akira Ichikawa **

    The 7th Meeting of Signed and Spoken Language Linguistics(SSLL2018)  ( National Museum of Ethnology )   2018年9月  National Museum of Ethnology

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    会議種別:ポスター発表  

    Sign language is used by deaf people and is a natural interactive language different from and independent of oral language. Research on oral data of the Japanese language has vastly developed since in the fields of linguistics and engineering. National Institute of Informatics established Speech Resources Consortium whereas research on sign language in the fields of engineering and linguistics has been behind. One of the reasons is the lack of a database available to any researcher. This research plans to discuss a methodology to construct a versatile database of JSL, and then construct such a database. We are aiming at constructing an interdisciplinary database which can be used by a lot of researchers in the fields of engineering, cognitive science, linguistics and many others.

  • 手話の語彙構造・文法解明に供する3D超高精度DBの開発

    長嶋祐二 **, 酒向慎司 **, 渡辺桂子 **, 原 大介, 堀内靖雄 **, 市川憙 **

    日本音響学会2018年秋季研究発表会  ( 大分大学旦野原キャンパス )   2018年9月 

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 手話通訳者は日本手話音節の不適格性をどの程度認識できるか

    原 大介, 中野聡子 **, 米田拓真 豊田工業大学シカゴ校*

    日本通訳翻訳学会第19回年次大会  ( 関西大学 )   2018年9月  日本通訳翻訳学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

    手話音節は、「手型」、「手の位置」、「手の動き」の3つのカテゴリに加え、「掌・指先の向き」、「利き手の接触の状態」等のいくつかの要素により構成されている。日本手話の音節形成では、日本手話で認められている音節構成要素の組み合わせのうち、すべての音節が適格な音節とはならない。このことは、音節構成要素同士の組み合わせに、何らかの制約が課せられていることを意味している。音節構成要素の適格な組み合わせを論じる分野を言語学で音素配列論と呼ぶが、日本手話の音素配列論は未だ明らかになっていない。したがって、多くの手話通訳者および手話通訳者を目指す人たち(以下、手話通訳者)は、経験的に日本手話の音素配列を学習しなければならない状況である。本研究では、日本手話を母語としない日本手話通訳者たちが、日本手話音節の適格性をどの程度正しく判定できるかを検定しその結果を発表する。検定のための資料として、日本手話研究所の「新しい手話」(全10冊)シリーズに掲載されている語を利用した。単音節から形成されている語はそのまま使用、複数音節から形成されている語は音節に分解して使用した。予備調査として、のべ40名の日本手話母語話者(以下、ろう者)に協力を依頼し「新しい手話」に描かれたイラストを見て不適格音節を指摘してもらった。次いで、これらのうち不適格性が高いと考えられる607音節を抽出し、ろう者1名に依頼して動画撮影を行った。動画は本研究専用に作成されたウェブサイトにアップロードし、ろう者8名アクセスしてもらい、個々の音節に関して適格性の判定してもらった。その結果、過半数のろう者が不適格と判定した音節を「真に不適格音節」と認定した。通訳者13名にも上記の動画を見てもらい適格・不適格の判定を行ってもらい、過半数の通訳者が不適格と判定した音節を、「通訳者が不適格と認定した音節」とした。ろう者は、607音節中、409音節を不適格(=「真に不適格な音節」)、198語を適格と判定した一方、通訳者は、89音節を不適格、518音節を適格と判定した。この結果をCohen’s Kappa(カッパ係数)や不適格性に関する適合率と再現率、その他いくつかの観点から分析した結果、通訳者は日本手話の不適格音節を適格音節から区別することが難しい状況であることが判明した。

  • 多様な研究分野に利用可能な超高精細・高精度手話言語データベースの開発

    長嶋祐二 **, 原 大介, 堀内靖雄 **, 酒向慎司 **, 渡辺桂子 **, 菊澤律子 **, 加藤直人 **, 市川憙 **

    言語資源活用ワークショップ  ( 国立国語研究所 )   2018年9月  国立国語研究所コーパス開発センター

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • コーパスを通してみる日本手話音節の(不)適格性

    原 大介, 三輪 誠

    電子情報通信学会・リアルタイムコミュニケーション言語研究会(LARC)  ( 鹿児島 )   2018年6月 

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

  • コーパスを利用した日本手話音節の(不)適格性の検討 招待

    原 大介

    関西学院大学 手話言語研究センター主催 手話言語学 研究会  ( 関西学院大学梅田キャンパス )   2018年3月  関西学院大学手話言語研究センター

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    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  • Analyzing Well-Formedness of Syllables in Japanese Sign Language 国際会議

    Satoshi Yawata **, Makoto Miwa, Yutaka Sasaki, Daisuke Hara

    The 8th International Joint Conference on Natural Language Processing  ( Taipei, Taiwan. )   2017年11月  National Taiwan Normal University and The Association for Computational Linguistics and Chinese Language Processing (ACLCLP)

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    This paper tackles a problem of analyzing the well-formedness of syllables in Japanese Sign Language (JSL). We formulate the problem as a classification problem that classifies syllables into well-formed or ill-formed. We build a data set that contains hand-coded syllables and their well-formedness. We define a finegrained feature set based on the handcoded syllables and train a logistic regression classifier on labeled syllables, expecting to find the discriminative features from the trained classifier. We also perform pseudo active learning to investigate the applicability of active learning in analyzing syllables. In the experiments, the best classifier with our combinatorial features achieved the accuracy of 87.0%.The pseudo active learning is also shown to be effective showing that it could reduce about 84% of training instances to achieve the accuracy of 82.0% when compared to the model without active learning.

  • The well-formedness condition of the Japanese Sign Language syllable 国際会議

    Daisuke Hara, Makoto Miwa

    Language as a Form of Action, June 21- 23, 2017,   ( Rome, Italy )   2017年6月  Deictic communication

     詳細

    会議種別:ポスター発表  

    The authors are aiming at finding ways to linguistically distinguish the well-formed and ill-formed syllables of Japanese Sign Language (JSL), that is, establishing the phonotactics of JSL. The JSL syllable is constituted by the handshape, location and movement elements as well as the palm and the finger orientation elements, contact/noncontact of the hand and other minor factors. As in oral languages, not all the possible combinations of syllable-constituting elements are attested as well-formed JSL syllables. Indeed, we have a lot of systematic gaps in the JSL syllable inventory. To clarify what makes syllables well-formed or ill-formed, we need to compare both types of syllables in the light of compatibility and incompatibility of the constituents. We have chosen Japanese and JSL Dictionary, which includes about 2,000 syllables, as a corpus for well-formed syllables while we have specified a series of dictionaries named New Signs, which include signs coined by Japanese Federation of the Deaf, as a corpus from which ill-formed syllables are singled out. A reason for specifying this series as a corpus from which to single out ill-formed syllables is that it includes a certain percentage of ill-formed syllables. To identify these, we have videotaped about 600 syllables included there. Then, we have uploaded them, asked close to ten native signers of JSL to watch and judge their well-formedness, and then extracted about 200 ill-formed syllables.
    After identifying the ill-formed syllables, we have analyzed them along with 2,000 well-formed syllables in the corpus into constituents and recorded them in Excel files as well as the information of the syllable type such as Battison’s Types 1 to 3, and JSL-specific Types. Among the syllable constituents are the handshape, location, movement, palm orientation, finger orientation, which more correctly should be called “the orientation of the tip of the third metacarpal bone”, existence or nonexistence of hand contact to the body part, and some others. The movement is further analyzed into the type (path, handshape-changing, or orientation-changing movements) and the manner of the movement type.
    Using these data about syllable constituency, we have been doing two types of analyses of the well- and ill-formedness of the JSL syllable. One is conventional linguistic analysis in the field of phonotactics and the other is the one with the help of machine learning algorithm in the field of artificial intelligence. Our presentation in the conference will focus on the results of conventional phonotacitc analyses of the JSL syllables. It will reveal that severe phonotactic constraints are imposed on two-handed syllables. Some of them are those similar to Battison’s symmetry and dominance conditions whereas we will mention in more detail what handshapes can appear on the nondominant hand, what combinations of both hands can be authorized, whether existence or nonexistence of hand contact to the other hand or the body part will affect the well-formedness of the syllable, and some cases in which factors not mentioned by Battiosn, such as the orientation of the nondominant hand, in fact do affect the well-formedness of the syllable.

  • 日本手話の?文末指さしに関する一考察? aboutness topic を含む文における文末指さしを中心に

    原 大介, 小林ゆきの(筑波技術大学)*, 内堀朝子(日本大学)*

    日本手話学会第40回大会  ( タワーホール船堀 )   2014年11月  日本手話学会

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    主語または話題を指すとされてきた日本手話の文末指さしについて、従来観察されてこなかった aboutness topic を含む文を加えて考察した。第一に aboutness topic 文のうち文末指さしが話題を指せるのは、いわゆる所有者上昇構文においてのみであった。第二に、その場合文末指さしは主語を指せず、一方、所有者上昇構文ではないaboutness topic 文では主語を指せた。従って、文末指さしの対象は、主語または話題化された要素とは一般化できず、より詳細な条件が必要であることが分かった。

  • 交通事故手話裁判と手話言語学 招待

    原 大介

    みんぱくセミナー 暮らしの中の言語学「ことばの機能障害と言語学」  ( 日本財団ホール )   2013年12月  国立民族学博物館

     詳細

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  • 日本手話の文末の指さしが指し示すものは何か

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    日本手話学会第39回大会  ( 鈴鹿医療科学大学 )   2013年10月  日本手話学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

    日本手話の文末に現れる指さしは、当該の文の主語を指し示す代名詞であるという考えが日本手話学の通説となっている。しかし、実際には文末の指さしが主語以外の名詞句を指示するケースが散見される。文の主語以外が指示されるケースがどのようなケースであるかを検討し、主語および主題を指し示す可能性を示唆する。

  • いわゆる「中間型手話」の中間性の検証 ~中間型手話使用者の用いるCL手型から見えてくるもの~

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    日本手話学会第39回大会  ( 鈴鹿医療科学大学 )   2013年10月  日本手話学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

    CL手型のタイプの選択には、媒介手話H、日本手話、一般聴者の手指表現(身振り)における物品への焦点の当て方の違いが反映されており、この違いは媒介手話Hが独自の体系を持つ可能性を示唆していることを指摘した。

  • ろう者・聴者・通訳者をリアルタイムでつなぐ手話リレーサービスの開発の可能性

    原 大介, 鈴木 峰生, 安田喜一 ㈲NMC*

    画像電子学会第2回視覚・聴覚支援システム研究会  ( 金沢工業大学大学院 虎ノ門キャンパス )   2013年1月  画像電子学会

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    手話リレーサービスにおいて、手話、音声日本語以外の絵・文字等のビジュアル情報の利用の前提となる?「3者相互の同時通信」に関して実用可能性の確認を行い、今後の研究の方向性を提案した。

  • 交通事故手話裁判と手話言語学 招待

    原 大介

    法と言語 学会2012 年度年次大会シンポジウム 法と言語研究の展開  ( 明治大学駿河台キャンパス )   2012年12月  法と言語学会

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    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  • いわゆる「中間型手話」の中間性の検証 ~中間型手話と日本手話の語内の時間構造の違いについて~

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    日本手話学会第38回大会  ( 群馬大学 )   2012年7月  日本手話学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

    媒介手話H(聴者の用いる中間型手話)と日本手話を、手の動き(ストローク)の観点から調査し、それぞれの手話の語内部の時間構造には違いがあることを示した。

  • 交通事故手話裁判と手話言語学 招待

    原 大介

    日本手話学会第36回大会大会企画講演  ( 慶應義塾大学日吉キャンパス )   2010年10月  日本手話学会

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    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  • 中間型手話は日本手話と日本語対応手話の「中間」なのか?

    原 大介, 黒坂美智代 藤田保健衛生大学*

    日本手話学会第36回大会  ( 慶應義塾大学日吉キャンパス )   2010年10月  日本手話学会

     詳細

    会議種別:口頭発表(一般)  

    日本で使用されている手話は、一般に,日本手話,日本語対応手話,中間型手話の3種類あると言われおり,中間型手話は,日本手話と日本語対応手話が混ざったものと考えられている。本研究では,中間型手話は,このような中間的存在ではなく,日本語に属するべきタイプの手話であることを述べた。

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科学研究費補助金

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奨学寄付金・研究助成金 ※本学入職以降の業績のみ

  • 日本手話音節の適格性の解明-言語学・機械学習からのアプローチ

    公益財団法人三菱財団 2017年10月 - 2018年9月

    原 大介

  • 日本手話音節の適格性条件の解明―言語学と言語情報処理からのアプローチ

    公益財団法人大幸財団 2016年10月 - 2018年3月

    原 大介

担当科目(学内) ※授業フィードバックは学内ネットワークからのみ閲覧可能です。

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教育内容・方法の工夫

  • 学部海外英語演習・修士海外英語演習の安全教育の実施

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    毎年、夏休みの約1か月間実施される学部・修士海外英語演習に参加する学生に対して、異文化理解、海外渡航および滞在時のリスク・危険回避の方法等について講義・注意喚起を実施した。

  • TAによる補習を実施

     詳細

    基礎英語1(c)/(d)では、成績不振者や社会人学生のために、TAによる補習を2回ほど実施した。毎回の補習の内容は、講義内容、学生の理解度等を考慮しながら、事前にTAと打合せをして決定した。

  • 最新の科学技術英語に関する文献利用

     詳細

    最新の科学技術を題材とした既存の教科書が存在しないため(出版に至るまでにタイムラグがあり内容が陳腐化してしまう)、インターネット上に掲載されているScience for students, Nature等から最新または比較的最新の文献を選択し、それらを教科書として印刷・配付し利用した。(基礎英語4(a)/(b)で実施)

  • 毎回の授業の積み重ねを重視した授業の実施

     詳細

    語学学習は日頃の授業の積み重ねが重要であることを考慮して、基礎英語では定期試験の代わりに、毎週課題を課すとともに、単元終了ごとに理解度を測るための小テストを実施した。基礎英語1(c)/(d)および基礎英語2(c)(d)は、課題を毎週提出させ、添削したものを返却した。基礎英語3(a)/(b)および基礎英語4(a)/(b)では、各単元ごとに課題を課し、授業の冒頭で課題に関連ある内容の課題確認テストを実施した。

  • プロジェクタ付ホワイトボード利用によるパワーポイントの活用

     詳細

    基礎英語1(c)(d)、基礎英語2(c)(d)の授業において、講義で講読する英語文献をPC経由でプロジェクタ付ホワイトボードに投影し、ホワイトボード上で、英文に下線を引いたり強調したりして、学生の理解の向上に努めた。オンライン授業では、iPadをホワイトボード代わりに利用し上記と同様の教育効果を得ている。

作成した教材

  • 基礎英語4(a)(b)用に作成した教材

     詳細

    最新の科学技術を題材とした既存の教科書が存在しないため(出版に至るまでにタイムラグがあり内容が陳腐化してしまう)、インターネット上に掲載されているScience, Nature等から最新または比較的最新の文献を選択し、それらを教科書として印刷・配付して利用した。 

  • 基礎英語1(c)(d)の教材

     詳細

    第1回目〜第8回目までの授業では、教科書を使わず、教員が資料およびパワーポイントのスライドを作成し、英文法の基本的事項を講義した.

その他教育活動及び特記事項

  • 学生の海外留学支援
    学生の海外留学の促進と支援のため、英語担当教員および国際化推進委員として、学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度(協定派遣)に応募し奨学金獲得に務めた。これにより毎年20名前後の学生の海外英語演習参加を支援することができた。
  • Lunchtime ChattingにおけるTAの起用
    International Communication Plaza(iPlaza)の活動の一環として行っている昼休みのチャッティング(Lunchtime Chatting:LTC)のファシリテーターに修士学生をteaching assistant(TA)として起用した。LTCに参加する学生にとってTAは目指すべき目標(モデル)になるとともに、TAにとっても英語がネイティブでない人に対して英語で分かりやすく話す訓練の場となっている。TAの選考に際しては、英語エイネイティブ教員とともに候補者と面談して採否を決定した。
  • 英語力強化合宿
    学部2年生および3年生の年度末に、E-SUPポイントがそれぞれ基準のスコア(2年生:60ポイント、3年生:80ポイント)に達していない学生に対して、その翌年度に、2日間にわたる英語力強化合宿を実施した。合宿では、英語学習方法の見直しおよび英語学習への一層の動機付けを図った。国際交流ハウス(Ti-House)で行い、期間中は日本語の使用を原則として禁止した。合宿最終日に行うテストの結果に応じて最高で20ポイント付与した。(2019年度は宿泊が伴わない通い形式で実施した。2020年度はzoomを利用しオンラインで実施した。)
  • 知能数理研究室学生と共同研究を実施
    知能数理研究室およびそこに在籍する学生とともに、日本手話音節の適格性に関して共同研究を行い、毎年、学生が筆頭発表者となるよう指導し学会発表を行った。
  • 英語スピーチコンテストの実施
    iPlazaの活動の一環として、iPlaza開室以来、毎年、学内で英語スピーチコンテストを実施している。学生の自発的な参加を促すとともに、参加者には事前に英語ネイティブ教員との面談を義務づけ、英語原稿の作成やプレゼンテーション技術に関して個別に指導を行った。2020年度はオンラインで実施した。
  • 知能数理研究室学部4年生に対する卒業研究・課題研究指導
    2017年度・2018年度、知能数理研究室の学生1名が課題研究のテーマとして「機械学習を援用した日本手話音節適格性に関する研究」を選択したため、当該学生に対し、日本手話音節に関する最新のデータを提供するとともに、手話言語学・手話音韻論に関する専門的知識を適宜教授した。
  • 海外英語演習先の開拓
    2012年度よりカリフォルニア大学Davis校、2014年度からフィリピンおよびマレーシアでも海外英語演習を実施している。新規演習先で演習を行うにあたり、演習開始前年度および開始年度・翌年度には演習実施先を訪問し予定通り演習が行われているか視察するとともに改善に務めている。
    2017年度には、マレーシアにおける演習の質の向上を図るべく、新規演習先の開拓を行い、2018年度からKDU College Universityへ学生を派遣することを決定した。
    海外英語演習実施先の質の向上、実施校の開拓により、毎年、演習に参加する学生数は増え、該当する年度(2017年度~2019年度)には全学部生の10%以上が海外英語演習に参加した。

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