Specially Appointed Faculty
Laboratory name
Specially Appointed Professor Awano Laboratory   
Laboratory title
ナノ構造スピン制御による新機能材料創成
Laboratory overview
ナノメ ータサイズのスピン材料では電子のスピン制御が可能となり、新機能デバイスの出現が期待される。本研究室では、スピンメタマテリアルの開拓により超省電力型ペタバイト級(光・磁気)メモリを開発し、地球湿暖化や工ネルギー問題への貢献を目指す。
Main research themes
・センチュリーアーカイブ可能なペタバイト積層型スピンメモリ創成
・スピントルク応用磁壁駆動型スピンロジック創成
・スピン発霞および磁気熱電発電(異常ネルンスト効果、スピンゼーベック効果)の研究
・機械学習を利用した磁気パラメータ推定
Individual research theme
  • Power saving all-solid magnetic memory using nano-imprinted magnetic wire

    粟野 博之

    2010

  • Study on 3D magnetic recording materials

    粟野 博之

    2010

  • マイクロテクスチャー付き立体機械部品と新機能実現

    佐々木 実, 吉村 雅満, 粟野 博之, 武野 計二

    2022 - 現在

     More details

    流線形の機械は流体抵抗を下げるマクロな構造であるが、表面にサメ肌状リブレット構造を用意すると、抵抗を更に低減できることが知られる。立体フォトリソグラフィ技術により、ミクロな意中の構造を広域に作れるようになった。各種マイクロテクスチャーを立体機械部品に作り、抵抗・摩擦低減、伝熱促進、放射制御、抗菌などの様々な新機能を省スペースで実現する。

    Outcome:

    2023
    マイクロテクスチャーを付与することで、抗菌パターンをロールに用意し、量産に適した圧延技術で部材に転写できた。赤外線サブ波長サイズのモスアイ構造を、凹レンズ金型に実現し反射防止構造を実現した。

    2024
    マイクロテクスチャーを付与することで、ステンレス部品からの赤外線の放射制御、銅部品の伝熱促進を確認した。また、熱交換機フィン用アルミ合金の薄板材にハスの葉状凹凸を付けることで撥水性を高めた。部品穴の内面に、摩擦を低減構造を実現した。また、シリコン部材に微細な柱アレイを創り、表面積を増やしつつ電池化学反応に伴う体積膨張を許容する電極を実現した。