機械システム分野
研究室名
熱流動工学研究室
研究室スタッフ
研究室タイトル
高クヌッセン数環境における熱流動の分子運動に基づく学術的理解の深化と応用技術の創出
研究室概略
人工衛星が航行している宇宙空間や半導体製造で利用される真空装置内のような低圧力環境における熱流動現象は通常の環境とは大きく様相が異なり,不思議なことに全く関係なさそうな微小空間の現象と共通点を持ちます.それは連続体の仮定が成立せず分子の運動として捉えなければならない点です.このような場は高クヌッセン数環境と呼ばれ,解析においても伝熱工学や流体工学の知見では不十分です.その上,特異で興味深い現象も数多く現れてきます.そこで,目に見えない分子の運動に思いを馳せながら,高クヌッセン数環境の複雑な熱流動場の学術的な理解の深化とそれを応用した革新的な技術の創出を目指しています.
主な研究テーマ
・熱駆動流の基礎特性の解明と応用技術の創出
・高クヌッセン数環境の境界条件の解明
・マイクロ気体熱流動場の可視化計測手法の開発
個別研究テーマ
  • マイクロ気体熱流動場の可視化計測手法の開発

    山口 浩樹

    2025年度 - 現在

     詳細

    高クヌッセン数環境における可視化計測手法を開発する

  • 高クヌッセン数環境の境界条件の解明

    山口 浩樹

    2025年度 - 現在

     詳細

    高クヌッセン数環境における境界条件と固体表面の関連性を明らかにする

  • 熱駆動流の基礎特性の解明と応用技術の創出

    山口 浩樹

    2025年度 - 現在

     詳細

    高クヌッセン数環境における熱駆動流の活用を目指し基礎特性を明らかにする