Electronics and Information Engineering
Laboratory name
Information and Communications Laboratory   
Laboratory title
光波の極限活用による大容量光ファイバネットワークの構築
Laboratory overview
光ファイバ伝送解析,光ファイバ伝送実験,光デバイス開発,光ネットワーク解析,光計測技術開発など,多方面から光ファイバネットワークの高性能化に関する研究を進めている。
Main research themes
・ディジタル信号処理による通信システムの高性能化
・光性能監視技術による通信システムの高信頼化
・光機能デバイスによる通信システムの低消費電力化
Individual research theme
  • ディジタル信号処理による光通信システムの性能監視に関する研究

    森 洋二郎

    2025

     More details

    光通信システムの安定運用を実現するため,ディジタル信号処理を活用した性能監視技術の高度化を目的とする.特に,通信サービスを継続した状態で光信号や装置状態の変化を把握し,異常の兆候を早期に検出可能な手法を確立することで,障害の未然防止と保守運用の効率化を目指す.また,さまざまな通信環境に柔軟に適応可能な監視基盤の実現を目的とする.

    Outcome:

    2025
    本研究では,ディジタル信号処理に基づく光性能モニタリングにより,通信中の信号からレーザ異常を検出できることを示した.また,通信サービスを停止することなく光源状態の変化を把握可能であることを明らかにし,光通信システムの安定運用に有効な性能監視技術であることを示した.これにより,実運用環境に適用可能な監視手法に向けた有用な知見を得た.

  • データセンタ向け大容量光通信ネットワークと光スイッチシステムの研究

    森 洋二郎

    2013

     More details

    データセンタにおける急増する通信トラヒックに対応するため,大容量かつ低遅延で柔軟な通信を実現する光通信ネットワークおよび光スイッチ技術の確立を目的とする.そのために,多数の通信経路を同時に処理可能な大規模光スイッチ構成や効率的な資源利用法を検討し,スケーラビリティと運用効率を両立するネットワーク基盤の実現を目指す.

    Outcome:

    2025
    本研究では,空間および波長の両領域を活用した経路制御により,4,096×4,096の厳密非閉塞型光回線スイッチを実現し,819.2 Tb/sの大容量伝送が可能であることを示した.また,大規模な接続要求に対しても柔軟かつ効率的に通信経路を提供できることを明らかにし,データセンタ向け大容量光ネットワークを支える基盤技術として有効であることを示した.

  • 光ファイバ通信ネットワークの高効率化と経済化に関する研究

    森 洋二郎

    2013

     More details

    通信需要の増大に対応可能な大容量光通信ネットワークを,高効率かつ経済的に実現することを目的とする.そのために,ネットワーク全体の構成法や資源利用法を工夫することで,伝送容量の拡張性,運用の柔軟性,および設備コストの抑制を両立できるネットワーク基盤の確立を目指す.また,既存システムとの整合性や段階的導入のしやすさも考慮し,実用性の高い次世代光通信ネットワーク設計指針を得ることを目的とする.

    Outcome:

    2025
    本研究では,大容量光通信ネットワークの高効率化と低コスト化を両立する複数のネットワークアーキテクチャを検討し,通信需要や適用領域に応じて柔軟かつ経済的な構成が可能であることを示した.具体的には,空間分割多重技術の選択的導入による効率的な容量拡張法と,低コストなトランシーバを活用した柔軟なネットワーク構成法を明らかにした.これにより,次世代光通信ネットワークの実用的かつ段階的な高度化に向けた有用な設計知見を得た.

  • ディジタル信号処理による通信システムの高性能化

    森 洋二郎

    2007

     More details

    ディジタル信号処理(DSP)技術を用いることにより,通信システムの信号品質を向上させることを目的とする.具体的には,雑音除去,適応フィルタリング,および変調・復調の最適化などを通じて,限られた帯域資源の中でより高い通信品質と信頼性を実現する.また,ソフトウェアによる処理の柔軟性を活かし,さまざまな通信環境や要求に適応可能なシステム設計を目指す.

    Outcome:

    2025
    本研究では,光電気的部分応答スペクトル整形を用いたスペクトル狭窄の緩和手法を提案し,通信信号の周波数利用効率と品質の両立に有効であることを示した.また,部分応答特性を活用した信号整形により,帯域制約下においても信号劣化を抑制し,安定した伝送特性の実現可能性を明らかにした.これにより,ディジタル信号処理を活用した柔軟かつ高性能な通信システム設計に向けて,有用な知見を得た.

    2024
    量子化雑音およびIQ不均衡といったフロントエンド由来の非理想性に対して有効なディジタル信号処理手法を提案し,シミュレーションおよび実験によりその有効性を確認した.提案手法は,従来手法と比較して優れた性能を示し,通信システム全体の信号品質と安定性の向上に寄与することを明らかにした.