電子情報分野
研究室名
知能情報メディア研究室   
研究室スタッフ
研究室タイトル
マルチメディアを駆使した、ヒトと知能情報システムの共存
研究室概略
人と共存し、環境適応する知能情報メディアシステムのため、画像認識などのマルチメディア計測・ 認識、および、大規模データの機械学習による計測・認識の高精度化やモデル化・知識化に関する基礎技術を研究する。
主な研究テーマ
・画像・映像におけるヒトの行動認識
・スマートビークルのための搭乗者や周辺歩行者の行動・状態認識
・人群やスポーツ映像の解析
・画像の超解像とスケールフリー物体検出への応用
個別研究テーマ
  • グループ行動の解析

    浮田 宗伯

    2017年度 - 現在

     詳細

    主にチームスポーツのように複数人が協調的に行動する環境下を対象として,相互にインタラクションすることでヒトの行動が変化する様子を認識・解析する.

    成果:

    2023年度
    教師なしでグループ行動に関連する特徴量を学習する手法を提案した.

    2022年度
    グループ行動解析に重要となるグループ注視点推定を目的として,複数人のインタラクションに焦点を当てた手法を提案した.

  • 超解像とその応用

    浮田 宗伯

    2017年度 - 現在

     詳細

    深層学習を利用た超解像(静止画の空間超解像や動画の時空間超解像)を研究し,それを微小撮像物体を含んだスケールフリーな物体の検出・認識などに応用する.

    成果:

    2023年度
    連続撮影画像を統合することで,人が観た際に知覚的質が高くなる画像超解像
    を提案した.

    2022年度
    動画像超解像における知覚的品質の劣化の要因を一つ特定し,その劣化を回避する学習戦略を提案した.

  • 人体・ロボットを対象とした多関節姿勢の推定・予測

    浮田 宗伯

    2017年度 - 現在

     詳細

    事前に大量の画像・映像中におけるヒトの姿勢や行動を学習しておくことで,任意の画像・映像における人体姿勢の推定や行動認識を実現する.人体パーツ間の幾何学的な関係のモデル化,人体姿勢と行動の間の依存関係のモデル化,ディープラーニングによる認識の高性能化などを研究する.

    成果:

    2023年度
    微細な動作の予測・生成に焦点を当て,安定的な検索と深層学習による高汎化
    的・高精度な予測・生成を統合する手法を提案した.

    2022年度
    微細な動作の予測・生成に焦点を当て,ゼロからの予測・生成の不安定を回避するため,安定的な検索と深層学習による高汎化的・高精度な予測・生成を統合する手法を提案した.

  • スマートビークルのための搭乗者や周辺歩行者の行動・状態認識

    浮田 宗伯

    2017年度 - 現在

     詳細

    自動車の全自動化を見据え,1. 搭乗者の状態の計測・認識に基づく,個人にあわせた制御法,2. 車載カメラから周辺歩行者の行動を予測することで,自動運転の安全性向上や,人とクルマが共存できるための技術などを開発する.

    成果:

    2023年度
    カメラ中に小さく写っている遠方の歩行者などを過不足なく検出できる手法を
    提案した.

    2022年度
    搭乗者の注視方向を画像から精度よく推定する手法や,カメラ・レーダの統合による距離計測の高精度化などを提案した.