■廃止組織■
研究室名
電磁システム研究室   
研究室スタッフ
藤﨑 敬介 (特任教授)   NGUYEN Gia Minh Thao (助教)
研究室タイトル
電気自動車のためのモータ駆動システムを、材料からシステムまでの電磁界融合学で研究
研究室概略
高効率な電気自動車社会の実現のために、パワーエレクトロニクスや電気機器から構成されるモータ駆動システムを、材料(磁性体、電力用半導体)およびその製造方法まで遡って理論的・実験的に研究する。
これにより、従来の技術・学問の枠組みを超えた新しい電磁界融合学の構築を目指す。
主な研究テーマ
・電気自動車のためのモータ駆動システムの研究
・材料特性を活かした高効率モータの研究
・電力用半導体と磁性材料の相互作用と融合技術の研究
・マルチフィジックスとマルチスケールによる電磁ソリューション
個別研究テーマ
  • モータのコア損やトルクリップルを低減するためのファジー理論に基づく高度な制御手法

    NGUYEN Gia Minh Thao(転出・退職), 藤﨑 敬介

    2017年度 - 現在

  • パワーエレクトロニクス励磁におけるリアクトル変圧器鉄損評価の研究

    藤﨑 敬介

    2017年度 - 現在

     詳細

    リアクトルコアの鉄損特性を、インバータ励磁および正弦波励磁の条件にて計測および数値解析を実施し、その特性解明の研究を行っている。リング試料での鉄損特性と比較検討することで、素材からリアクトル、インバータ励磁時の鉄損をビルディングファクターにて評価を行い、どの要因がコア損増加に寄与するか、解明している。

    成果:

    2022年度
    リアクトル鉄損のBFモデルを構築した。

  • ナノ結晶材料/アモルファス低鉄損材料特性を活かしたモータコア損低減技術の研究

    藤﨑 敬介

    2017年度 - 現在

     詳細

    モータコア損低減のために、ナノ結晶材料/アモルファスといった従来のNO材(無方向性電磁鋼板)より損失の小さい軟磁性材料のモータコア損特使の研究を行っている。こうした低鉄損材により、モータコア損の低下が確認されている。

    成果:

    2022年度
    NO,GO,アモルファス,ナノ結晶の順にモータコア損が低減することを試作し確認した。

  • モータ損失のシミュレーション・実験評価

    NGUYEN Gia Minh Thao(転出・退職), 藤﨑 敬介

    2017年度 - 現在

     詳細

    (1)PWM変調、PAM制御方式
    (2)Si,SiC,GaNインバータ励磁
    (3)インバータ,デッドタイム適応アルゴリズム

  • パワーエレクトロニクス回路でのMHz周波数帯応用のためのμm厚鋼板の磁気特性

    藤﨑 敬介, NGUYEN Gia Minh Thao(転出・退職)

    2017年度 - 現在

     詳細

    パワエレでの高周波対応のためMHz帯応用の磁気デバイス用磁性体の研究をしている。1μm厚鋼板を試作しB-H曲線など磁気特性を計測している。

    成果:

    2022年度
    単ロールー圧延法にてμmオーダの鋼板を試作し高周波磁気特性を計測した。

  • GaN/SiC/Siインバータ励磁における磁性材料のリンキング鉄損特性の研究

    藤﨑 敬介, NGUYEN Gia Minh Thao(転出・退職)

    2017年度 - 現在

     詳細

    将来のワイドバンドギャップ(WBG)材料であるSiC,GaNからなる電力用半導体素子を用いたインバータ回路にて、NOなどの鋼板を励磁した時の鉄損特性の研究を行う。特に、高応答の場合には、高調波成分を含むので、負荷コイルの共振周波数にて共振現象つまりリンギング現象が発生する。リンギング現象は鋼板に渦電流を流しリンキング鉄損を増加させるので、その特性解明が重要である。

    成果:

    2022年度
    GaNインバータによるリンギング現象として、インバータ・デバイスで発生するものと負荷との共振にて発生するものとに分離した。

  • 電気自動車におけるインバータ励磁時のモータコア損の研究

    藤﨑 敬介, NGUYEN Gia Minh Thao(転出・退職)

    2017年度 - 現在

     詳細

    インバータ励磁時のモータコア損の特性評価を実験および数値解析にて研究している。リング試料にて素材特性の鉄損特性および正弦波励磁の鉄損特性と比較することで、ビルディングファクターの議論を行い、どこの過程で鉄損が増えているか解明する。

    成果:

    2022年度
    モータのBFモデルとして、インバータ励磁起因とモータ形状起因とに分離できるシステムを構築した。