ものづくりの科学教育センター
研究室名
ものづくりの科学研究室
研究室スタッフ
研究室タイトル
創造性開発のための エンジニアリング・デザイン教育
研究室概略
学生の創造性および実践力を育むためエンジニアリング・ デザイン教育を推進する研究活動を行うとともに、商品開発時の後戻りのない設計技術、メカトロニクスロボティクス系の研究を行っている。
主な研究テーマ
・学生の創造性開発のためのエンジニアリング・デザイン教育
・メカトロニクス系商品開発のための後戻りのない設計技術
個別研究テーマ
  • エンジニアリング・デザイン教育

    藤原 茂喜

    2017年度 - 現在

     詳細

     エンジニアリング・デザイン教育を通して,学生の創造性およびリーダーシップ,コミュニケーション力,チームワーク力を育むための研究を行っている.
     企業で行っていた新商品開発フローをもとに,学生たちが問題発見→アイデア創出→試作→検証を行わせる.デザイン思考,ブレインストーミング,品質機能展開などを参考にしている.

    成果:

    2023年度
    AIを活用したエンジニアリングデザイン教育を学部3年生に実施した。対象は勉学支援照明ロボットとして、2年目である。受講生全員がAIを活用できるように「生成AI活動報告書」を提出させた。また、物質分野の学生たちの活動を広げるために、光ファイバーを必ず備えることとした。機械系、電子情報系、物質系の学生が基本的に2名ずつ合計6~7名にて14グループで実施した。

    2022年度
    AIを活用したエンジニアリングデザイン教育を学部3年生に初めて実施した。対象は勉学支援照明ロボットとした。機械系、電子情報系、物質系の学生が基本的に2名ずつ合計6名にて16グループで実施した。カメラや音声情報をもとに、ロボットアームやLED照明などを自動的に動く試作品を製作できた。

  • 後戻りのない設計支援技術

    藤原 茂喜

    2017年度 - 現在

     詳細

    多くの企業では製品化に対して,設計・試作してから品質に不具合があることが確認され,設計変更を繰り返されている.この理由はある目標とする機能に対して,設計者個人の知恵・知識で設計されることが多かったためである.そこで,設計業務を効率化するため,すなわち開発期間の短縮のため,試作の前に十分検討できる設計支援技術を研究することとした.
    1)ある技術課題に対して,解決するためのアイデアが複数あった場合,品質確保や量産設計を見据えて,その中から最適なアイデアを定量的に選ぶ方法を研究
    2)ある設計対象に対して,狙った基本機能は満足するものとして,その他のクレームにならない周辺の品質確保のための設計技術を研究

    成果:

    2023年度
    学生が後戻りのない設計をできるように書かせている「機能設計書」に関して、工学教育研究講演会にて、まとめて口頭発表した。

    2022年度
    初心者でも書きやすい設計に要する「機能設計書」を検討し、学生たちに書かせた。改善点が複数あり、再度検討することとなった。